スイーツ寄席に行った話があるけど、聞くぅ?

着物姿

大阪は西長堀鰹座橋の北西にある細野ビルディング
昭和11年に建てられた細野組の元本社ビルです

そこで23日に、スイーツ寄席というのが開かれました。
キモノスイーツさんという着付け教室が主催した落語会で出演は桂吉坊桂吉の丞、ゲストに味方玄(観世流能役者)を迎えての寄席でした。

はっきり申し上げます。
お客はそこそこだと思っていました。
ふらっと行っても入れるかと思っていました。
これが大間違い。後で知りましたが予約券は完売だったそうで立ち見の当日券も限定されていたらしく、大入り満員でございました。

西長堀の4−c出口を上がると、着物姿の女性が大挙してビルに押しかけているのでした。
こちらも、キモノスイーツと銘打っているのだからと、22日の四天王寺の縁日で買ったアンサンブルを着込み意気揚々と出かけていたのですが、着物が普通の世界にいるともうだめでした。
なにしろ、羽織の紐もなく長襦袢も着ないでキモノを着ているような男はいませんので・・・。

吉坊さんの落語を初めて聴き、顔立ちの割りに大きいネタをふるなあ、さすが若手で飛びぬけた方だけあるわと感心しきりでした。


オーナーの細野さんに数ヶ月ぶりにお会いし今年のお礼を申し上げました。
そして中入り後は、何故か一緒に立ち見で落語を見るという栄誉に与りました。
ビルでのイベントも、曰く、
「社会からずれた人から社会と直結している人ら」に移行しているとのことで、細野ビルも常に変化していることを感じました。