帯状疱疹になった

 なんだか頭の後ろがぴりぴりちくちくと頭痛とは違う痛みがあるなあと思いながらもそのまま2、3日過ごしていたが日曜日の朝にどうも体もだるくのでこれは病院にいってみようと思い立った。かかりつけ医を持っていないのでとりあえず以前にインフルエンザの予防接種でかかった内科を初診だけど受けてみようと電話をかけてみた。すると、病院についたら車からまた電話してくださいとのことで、だるいところを押して車を出した。

 だるいなあと思いながら、「あの先ほど電話した〇〇ですが、今着きました」と電話をかけるとしばらくして看護師さんが出てきた。その姿をみて驚いてしまった。顔はフェイスシールドで白衣の上には簡易ではあるけど防護服を着ているのだ。そこまでひどいのか、さすがにコロナではないと思うけど、でも分からないからここまでしているのだろうと考えているとなんかすこし気分が楽になってくる。診察室へも裏口というかゴミ出しの出口みたいな場所を通って入っていく。

 先生も防護服を着込んで出てくるのだけども、「少しだるさもあります」と伝えると「95」と最高ランクのマスクを看護師に要求する。僕はコロナなのかとちょっと焦ってくる。診察が始まって、改めて症状を伝えると、次第に医師の表情がなんだよと言ってるように見えてくる。「喉のあたりも少し痛いです」と伝えるがその時には、もう触診の手が大雑把になっている。そのおかげで、ああコロナではなく単なる風邪的なものなのだろうな、先生すいませんねえと謝罪しなければいけないのではないかと思わされた。結局、いまの病名など伝えられることなく、薬出すので飲んでくださいで終わった。薬局で薬の説明を受け、抗生物質と喉痛の薬がでたことを知った。

 

 翌日月曜日はまあゆっくりしておこうかとのんびりと、午後は会社に退職の手続きに出かけないといけないのかとがっくりしながら過ごした。

 火曜日は健康保険に年金に子どもの保育園の手続きなどで役所めぐりをしてから、やっぱりどうも頭が目の奥もいたいから別の病院に行ってみるかと午前中に診察を受けようと大きな病院に行って、入り口のコロナ検問のところで「頭がいたくて、特に目の奥が痛くて、ちょっとだるいんですが何かに行ったらいいですかね」と尋ねると、そこにいた女性に「あ、それ、帯状疱疹だよ」と言われる。