毎日できない人間
人間には二種類のやつがいる
毎日日記をつけていられるかできないかだ
5月の記憶がほとんどなくこの日記を書き出している
日々、たいした仕事ではないのだけども、なかなか大したことで、今日が何日何曜日なのかほとんど意識できないままにただただやり過ごしていくことだけで日々を送っている。
4歳になるこどもが先々週なので5月半ば頃から見えないところでなにかをすること、うそをつく前段階てきなことが上手くなりだしてきた。
思い返すとおそらく5歳の頃自分も父にうそを激しく叱られた記憶がある。水疱瘡か何かの病気の後で薬を毎日飲まなければいけないのだけども、苦くてのみたくない。母親に「向こうで飲んでくるから見ないでね」と隣部屋へ行きサッシの隙間に薬を流し込んでいた。何日かたってから(今思えばのんびりした母親だ)悪事が露見。戸を開けるときになんかベタベタするということで発覚したと記憶している。そして父が登場しブルルルルルというような脅しオノマトペで怒鳴られたのである。
隠れていく何かをこっそりと行うところは遺伝したようで、ほぼ毎日「ちち、こっち見ないで」と子どもにいわれる。「何するの?」「みないでっていてるでしょ!」「バナナ持ってるじゃん!いつのまに。あれそのぶどうジュースはどこから出したの?」「(引き戸を閉めて向こうの世界に消える)」
見えなければ大丈夫という感覚だけはどんどんと鍛えられている。