水都大阪2009は開催決定の模様

朝日新聞電子版によりますと

 大阪府は31日、建築史家の橋爪紳也氏(47)を4月1日付で府の特別顧問に起用すると発表した。橋爪氏は昨年11月の大阪市長選に無所属で立候補し、落選した。
引用元

だそうです


橋爪氏は水都大阪2009というイベントのプロデューサーのはず
主催は大阪市のようですが(委員会の会長は大阪市長
先日の天満橋、八軒家浜港開港には府知事、市長、なぜか疲れきった表情の安藤忠雄氏が
並んでテープカットをしていました


府知事は見直しを表明していた気がしますがやはり経済団体が巻き込んでのイベントを
中止にはできないようです


ところで、大阪が水の都だとおもっている大阪人ははたして何人いるんでしょうか
僕はこのイベントに関して最も考える疑問がこのことです
会場である中之島というところは行政の中心地でしかありません


ふつうに暮らしている人にとってはほとんど関係ない場所でしかない
企画を誰が考えたのかがよく分かります
生活の中に水辺を持っている人なんてわるいけどいるわけないでしょう


大阪の川は仕事の場であって身近に親しむ川という認識は明治以降おそらく
なくなってしまっていると考えます
道頓堀にしても女の子を引っ掛ける場としてたまたま橋だったというだけでしかなく
ちょっと西に行けば材木で溢れかえって汚い川でしかなかったのだし
そもそも僕ら世代のお父さんたちは川の上に高速通せば場所代いらんわ
それに汚い川やから埋めてまえ、と川の埋め立てを進めてたじゃないですか


江戸にもどれ、なんて今の暮らしをしているおじさんらもよう言えんでしょう


水都大阪とやたらと騒いでいるおじさんたちを見るにつけ
そんな変な郷愁と妄想の世界でなく、今の大阪を楽しむ方法を見つけていったらいいじゃんか
と愛知県出身の僕は思ってます