岩美国際現代美術展 作品設置作業見学

2月23日 午後1時過ぎ
「ファニーチュア ちくま」にてお昼ごはん
大久保英治氏に紹介され旧岩美病院から歩いて行く。「そこのかつ重、小さいけど、まあ美味い」みたいなことを言われる。

なるほどデカ腹の自分には可愛らしすぎたかもしれない。しかし美味かった。素朴なカツ丼。
役場と高校に近いためかそれらしき人物が多く集まっていた。さらに学校から出前の電話が何件も入っていて、ここはこの町のコミュニティなんだと実感。
ここ以外にお昼ごはんを調達出来そうなのはラーメン屋(札幌系)、信号傍の小さな喫茶店、高校横の定食屋?、パン屋、ケーキ屋(火曜休み)駅前喫茶店のようである。(岩美の方教えてください)


かつ重以外にもメニューは豊富で

役所系のお兄さん方が「みそかつ、みそかつ定食」と頼んでいるのでそれが気になって仕方が無かった。
からあげもあります。


さてお昼を食べてから岩井温泉へ移動。
岩井温泉、ゆかむり温泉の駐車場に大久保英治さんの作品を設置すると言うのだ。
トラックがやって来てデーンと大きな石が登場
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DSCF6706 by tuvuan on Zooomr
これから、まあいろいろとありまして、
地元の方々ゆかむり隊の皆さんも協力?しもって作品を無事に搬入設置できました。
僕も勝手に少しだけ石を運びました。
それにしても石屋?さんらの美的感覚というか石を合わせるその石の目の読み方がすごく上手くて感心しました。
もともと用意していたものとはいえ、いわば現場で即興でピタリピタリと石を組み合わせて最適な形を創りだしていく。
その手際の良さというものと石工の感覚がその場で芸術になっていくのをみるのは楽しいものでしたよ。



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作品搬入を終えテレビ取材を受ける大久保氏

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ほっと一息 大久保英治氏と岩井の方

ここに置かれた作品は石を立てるのではなく、雨粒が落ちてくる寸前のような、雨粒が地面と接する瞬間を捉えたような作品です。
無理やりこじつけると、この作品はこれから作家と岩井、岩美が接するその直前にあるんだということも含んでいるかのように思います。
石の上に石を立たせるのは大久保さんにとってはたやすいことだと思います。
しかしそのたやすいことをする前の作業はものすごく困難でしんどい仕事です。材料、道具は揃っている、そして支えてくれるものもある。
そういうことを思わせるモノを岩美、岩井温泉に設置する。様々に解釈ができてそれがまた面白く、今後面白いことにつながればいいなあと思います。