初めの記憶

小学校で1年生が使う教室にはテラスが付いていた。1年生だけはすぐに外に出られるように設計者が考えていたのだろう。2年生以上は校舎正面とされる箇所ある長い外階段から自分の教室へと入っていた。階段の途中には踊り場があり国旗掲揚柱があった。階段の下にはトイレが設置されていたはずでその向かい階段で暗い1階に図工室があった。そのテラスでクリスマスプレゼント自慢大会が開催されたのは小学校2年の時か1年の時か。自分がもらったものか友達のものか記憶があやふやだけれども、小さなラジコンカーをそのテラスで走らせていたのだけれど、すぐにアンテナが折れてしまったか何かトラブルが起こったように思う。それが最初の記憶かと思いながら思い出してみると、白いうんこがでた、と母に話したのだがほっておかれたことを思い出してたぶんそれは5歳ぐらいのころだろうから白うんこの方が古い記憶か、また思い出した、幼稚園で壮大なお店屋さんごっこがあってそこで手に入れたドーナツが食べられないもので呆然と立っていた、お気に入りの女の子にミルクに溶かしていちごジュースになる粉末のスティックをこれまた持ったまま立ちずさんでいる、電柱の根元に捨てられた炭団という光景が浮かんできた。ところで立ちずさむは一般的な言葉ではなかったのですね。