さようなら

悠々たる哉天壌
遼々たる哉古今
五尺の小躯を以て此大を測らんとす
ホレーショの哲学竟に何等のオーソリチーを価するものぞ
万有の真相は唯一言にして悉す
曰く不可解
我れ此恨みを懐いて煩悶終に死を決するに至る
既に巌頭に立つに及んで胸中何等の不安あるなし
はじめて知る
大なる悲観は大なる楽観に一致するを


死を前にすると「悲観は大なる楽観」と思うようで
こと今に至って、まったく同感だ


汚いままいろいろと残してきたものも多くあるけれど
数分後には関係のないものになると思うと気楽なもの
としか思わなくなるようである


どんなトラブルがあっても関係ない
「これですべて青酸カリ自殺」
借金だって帳消しだ


大阪港にもお世話になった
その大阪港も自分がいなくなればなくなるのだ


いや世界というもに自体、僕が自分からいなくなるときに
世界が終わるということなのだろう

気が変わるといけないからここまで
では皆さんさようなら、そして

さようなら大阪港