CASOでの写真展の話など

いやぁ、もう今年も6分の1が終わってしまいます

昨年の暮れにCASOで4人展をしました
写真でもってあのCASOのでかい空間に挑んできました



2007年12月18日(火)〜12月23日(日)の1週間
有田憲一、岡山佳弘、田中貴士、丹羽豊の4人で展示をしてたんですよ
勝手ながら今回は自分のことだけを書きます


作品を作ると言うこと自体始めてだったのですが見様見真似でやってみました
一番影響を受けたのは佐伯慎亮さんの作品です
それを真似て撮ったものがこの一連の写真です

タイトルなど付けまして、「無題」
マネなんておこがましいですけど、実は去年の節分ごろ佐伯さんの
築港撮影のお供をさせたいだきました。
もうものの見方がちがうなあとつくづく実感したのです
けどもこりずに、展覧会までしたしまったのですが


これはケータイのモックアップを譲っていただき作った「マチウケ」

ケータイ小説はブームですがケータイ写真家ってなんで有名じゃないんでしょうか
街中のちょっと変わった、自分がうけた光景や写真を撮ってみました
ですが、もうすこし写真は吟味すべきだったかなあと思っています


続いて「No more Smile」

地下鉄に乗っていた時に、なんで車内にこんなに笑顔があふれているんだろ。
乗っているお客はムスっとしているのに広告の中ではみんなニコニコしているのが
気になってました。
 ビンラディンさんも紀子さんもオウムの逃亡犯菊池さんまで
うっすら笑っているというこれってこわいなあと思っていました


一番うけていたのがこの「自分萌え」




simileと似たような写真を展示しようと思っていたのですが
自分が写っている写真がたくさんあったのでそれを中心に組んでみました
そしたらけっこういい感じで、いかにも作品といえるものになったかなあと思ってます


インスタレーション風即興作品「」タイトル忘れてしまった!→要確認



無題としていた大きい写真の中の鉄道に関するものだけを抜き取って
Nゲージや鉄道用品と合わせてみました
会場のCASOにはもともと貨物線路が走っていましたし近所には浪速駅という貨物駅も
ありました
残念ながらいまは廃止になりほとんど面影もありません
ダイヤグラムや用具から生きていた証のような雰囲気を伝えてみたかったんです

それと写真は後日載せますが
「owabi」という小品も出しました
「本作品は昨日偽装ではないかと指摘を受け作者に確認したところ
それを認めましたので・・・云々」との文字がA4用紙1枚に記載されています
よくみると傍らに赤福の楊枝入れの袋があります
平成19年の漢字「偽」を揶揄した僕の好きなものになったとおもいます
お客さんも半分以上の方がここにあった写真はなんかしでかしたと
思って帰っていただけたようで素直な方がまだまだ多く世の中捨てたものじゃないと
改めて感じ入った次第です


それにしても一度こういう展覧会をすると楽しいですね
またやりたいなあなどと思ってしまいました


実は、ある方の指導ご助言をいただきつつ
No more Smileを使って次回作品を構想しています
その際にはまた会場まで足をお運びいただければ幸いです

みなさまありがとうございました