大阪BABA いん 細野ビルヂング

昼休みゴハンを食べに出かける前に携帯を確認すると、細野さんから留守電が入っていた。
しばらくご無沙汰していたのでまた遊びに来てくださいとかそういう話かと思っていたら、「今日ラップのインドネシアの踊りがあるんですけど、どーです?」とのこと、
なんのことかなと一瞬思いつつも、そういえば、ザおおさか、かなんかにビルのイベントが載ってたからそれのことかと思い、ああ仕事が終わってから行きます、と答えてなんやかやで現地に着いたのは7時20分頃。


西長堀駅4-C出口を上がり、ビルに入ろうとすると、シャッターが下りていて受付らしい男の子が立っていた。「演出のためシャッターを下ろしています」ふうん、えらい大層なダンスだなと思いつつ、細野さんを探すと受付にはいない。どこにいてはるのと聞くと、あそこですと、誰やらバイクに乗った人と話をしているところ。


「ああどうも、このひと、コズミゲンタ、来てくれたんやけど、20分しかいれないから」
「コンチハ、どうも」
「ああ、どうもです。66展以来です」
「じゃあ、行きますんで」ブバブブブブーン
「コズミゲンタね、20分ならいれますっていうから、で20ふんしたから行くとこで」


細野さんの顔で中に入れてもらう。
途中から中に入る、運営上やっかいな客になってしまったため、入り口のカーテンをくぐったところいきなり手を掴まれて、誘導というか引っ張り込まれた形になってしまった。
その時にはジェコ・シオンポさんのステージの後半が始まったところだったようで、どこぞの原始人か原住民に見えるおじさんが志村の変なおじさん様に登場しているところだった。
頭の中にはインドネシアのいわゆる伝統的な踊りを想像していただけに一瞬戸惑ってしまった。
これはなんなんだ


ダンスはすばらしく、とめ、はらい、というのか、動く時止まる時のメリハリがきちっとしている(当たり前なんでしょうが僕にはそれができないので)しっかりした踊り手さんだということは分ったつもりで見ていました。
女性アジェン・スーライマンという方とのダンスだったのですが、ダンスと言うより社会批評的ななにか別のものを感じました。すれ違った2人の関係性というのか孤立していく何かや、先に何かを指し示すのだけどまた引き戻されてしまっている世界とか(ちょっと分ったつもり的な文章)
それにしてもジェコさんをどうみてもオランウータン系の猿に見てしまってそのことがかなりきになってしまっていました。