どこまで続く ぬかるみぞ

昭和初期の歌謡曲などに再び興味を持ち出したので図書館やらレンタル屋などでナツメロCDを借りてきました。それを実家から強奪したiPodに入れて聞きまくっています。
大分以前に水木しげるの昭和史で知った「どこまで続く ぬかるみぞ」という討匪行の歌。唄っているのは藤原義江藤原義江という人は昭和の怪物奇人の五指の1人でしょう。晩年は帝国ホテルを老人ホームにしていたような我等のテナー。帝国ホテルでの生活の一部は伊丹十三の小説より奇なりで読めます。


蛇足というか大事なんですが歌詞はこんな感じです。

どこまで続く 泥濘ぞ
三日二夜を 食もなく
雨降りしぶく 鉄かぶと
雨降りしぶく 鉄かぶと


敵にはあれど 遺骸に
花を手向けて 懇ろに
興安嶺よ いざさらば
興安嶺よ いざさらば


亜細亜に国す 吾日本
王師一たび ゆくところ
満蒙の闇 晴れ渡る
満蒙の闇 晴れ渡る