気分はもう戦争から抜け出せたかしら

気分はもう戦争3だったかもしれないを読んだ
慌てて焼津谷島屋に駆け込むと平積みで5冊ぐらいはっきりいって売れ残りなのかという雰囲気で置かれていた、焦って損したなと思いながら手に取り店をぐるりとしてからレジに出す。明日はドタバタの休日になるから待合の時間に読もうと車に置いておいた

あくる朝、舞台は沖縄方面から始まり豆満港へと駆け巡り博士の異常な愛情のような幕切れで連載初回かと思って読んでいたのですこしがっかりしてしまいながらこれを描き切る体力に恐れ入った。

もともとの、気分はもう戦争の気分を勝手に思いながら読んでしまったのでなんだかモヤっとしながら、40年近く経てば3人組は続けられないだろうと後から思った。ネタバレになるけども3人はバラバラでいまを蠢いているというのが漫画の時制に取り込まれている自分を発見できる部分だった

漫画のキャラクター達はたいてい年を取らない、けども、気分はもう戦争3の3人組はいい年をしたおっさんを超えてしまっている。38年ぶりに本誌に登場とのことで手元の単行本は12刷で1982年の何月かのものだ。

キーボードを叩きながら考えてみると、3人は70近いのかと思っていたけど、しっかり計算すればまだ60前後ではないか。

ハチマキの頭はさておき、メガネの部長ぶりはなるほどだ。

一度削除したのだけど、3人とも38年間、何も変わってない。それが初見ではいやだなあと思ったのだけど、それが作者と編集者の狙いなのかもしれないなと思わされたのはつい先ほど読んだ新聞のコラムのせいだ。雑誌アクションというものがまだやっているぞと昔の読者にアピールすることが狙いなら変わってはいけないわけだ。

とはいえ、なんだか古臭いことをいまだにやってるのか、僕たちの時代はと思わされたということで何か新しいコトをやらねばという思い込みを思い込まされる。

そういうことで、昨日は病院に一泊入院し右上下の親知らずを抜いてきたのである。